NTTデータで活躍する女性たち

Women’s Voice

Member

藤掛 麻子

テレコム・ユーティリティ事業本部 部長
文系出身 1991年入社

藤掛 麻子

入社後3年間は、中央省庁への新規営業に従事。4年目以降18年間にわたり、財務省をはじめ政府関係機関、自治体向けのソリューション営業で多くの実績を重ねた。その後、全社ダイバーシティ推進の業務を担当。その取り組みの実現性・革新性・先見性などが評価され2016年テレワーク先駆者百選、2017年えるぼし(3段階目)の認定をうけている。2017年から現職。公共インフラ系の営業および企画業務に従事。家族は夫と18歳の娘の3人。

稲葉 陽子

技術開発本部 課長
理系出身 2001年入社

稲葉 陽子

入社後は一貫して技術開発本部で研究開発業務に従事。バイオインフォマティクスをテーマとした、ベンチャー・大学・病院との共同研究や、電力・ガスなどのエネルギー分野を対象とした分析技術・ソリューションの開発など、データ分析技術を核とした研究開発に取り組んできた。2016年よりAI(人工知能)ソリューションの開発担当。多様なビジネス分野を対象としたAI技術の開発や、顧客との実証実験等を行っている。家族は夫と10歳になる双子の4人。

野本 祐美

第四金融事業本部 主任
文系出身 2011年入社

野本 祐美

入社後2年間は、新規のクレジット系システムの開発を担当。要件定義からリリースまで開発の全工程を経験するとともに、中国のパートナー企業との連携なども経験。入社後5年目に初めて異動となり、新規のポイントシステムの課題などを検討する上流工程を経験。2016年12月から約半年間は、顧客のオフィスに常駐し要件定義支援を担当。その後豊洲の本社に戻り、現在は追加開発2案件の開発を進めている。私生活では独身生活を満喫中。

Question 1 NTTデータにおける“女性が働く環境”について教えてください

藤掛

私が入社した頃は、結婚・出産をしても働き続けるといった女性は、まだまだ少数派だったように思います。女性は一般職として働き、いずれは“寿退社”するといった考え方が、男女ともに一般的でした。そのような中、NTTデータは当時から性別に関係なく、男女ともに同じ採用フレームで応募でき、女性が働き続けることに理解があったことが私の入社動機の一つでもありました。各種制度については、現在では法律で定められている以上に条件が整備されています。実際、女性の退職理由に「結婚」「出産」はほとんどなく、出産後の復職率も98%前後です。

野本

私の周囲でも、産休・育休明けから戻り短時間勤務制度を使って働き続ける人は多いです。同じ部署でも産休を取得している女性社員がおり、部署を挙げて全面的に支援する体制を整えています。

稲葉

裁量労働やテレワークなど制度が整っていて、突発的な事態が起きても比較的仕事のやりくりができますね。子供の小学校の用事で、平日の午後に学校に行かなくてはならない場合などがありますが、こうした制度をうまく活用して仕事と家庭を両立させています。

野本

私は組合の執行委員も務めており、活動の一つにダイバシティに関する検討があります。基本的な考え方としては、女性だけではなく男性も働きやすい環境を整備して、男女の区別なく福利厚生や各種制度を活用しながら活躍できる場にすることにあります。最近では男性社員が育休を取得するケースもあり、また結婚記念日といった夫婦イベントや、お子さんの体調不良などによる早退等にも理解があります。仕事とライフイベントを両立しやすいのは確かだと思います。

藤掛

女性管理職の全管理職における比率は現在6%弱になったところで、全産業平均の水準ですが、ここ10年近く数年の女性の採用比率は30%半ばを維持していますから、女性社員の比率が高まるにつれて女性の管理職も増えていくように思います。もちろん、そのためには女性社員がしっかり実績を出すことが重要です。また、2016年から女性の部長クラスが自主的に始めた「NTTDATA Women’s Initiative」では、育児と仕事の両立や今後のキャリア形成の相談に乗る場としてのメンタリングなどのほか、人脈形成の支援としても機能し、制度だけでなく、女性の働く環境は良い方向に向かっていると思っています。

Question 2 女性として仕事を続けていく上で、感じていることは?

稲葉

つねに考えているのは、生産性の向上です。会社にいる時間は限られていますから、打ち合わせで意識合わせをする、資料を作成するといったアウトプットに集中するようにしています。研究開発に携わっている以上、技術情報をアップデートしていく必要がありますが、そういったインプットは通勤の時間などを活用するようにしています。私のチーム12人中4人は女性であり、小さな子供のいる男性社員も4人います。子供の病気などで突発的に会社を休まなくてはならないケースもあることから、1案件2〜3人体制で複数の案件を兼任し、仕事が円滑に進むよう工夫しています。

藤掛

私も経験しましたが、稲葉さんは育児で「小1の壁」に困りませんでしたか? 保育園時代は遅くまで子供を預かってくれますが、小学1年生の4月は午前中で終わり昼食もとらないで下校になります。育児と仕事の両立が難しかったと思いますが。

稲葉

夫や両親の協力で、何とかしのぎました。育児はまず3歳までが大変ですよね。保育園で何らかの病気にうつったり、子供同士でうつしあったりで、病院に行かない月はないほどでしたし、数日連続して会社を休まざるを得ないことも幾度となくありました。それと比べると、うちの場合は「小1の壁」はそこまで大きくありませんでした。小学校が近かったり、双子で常に二人一緒にいられるため、ちょっとしたお留守番はできたりしたためです。

藤掛

私は、復職時に、保育園に入園するのは難しかったので、住んでいる自治体の「保育ママ」の制度を利用しました。このときは、会社では、4〜6時間の中から1時間単位で選べる短時間勤務制度で5時間勤務を利用し、フルタイムに戻した後も、時間単位の休暇を利用するなどで、「小1の壁」を乗り切りました。現在は、制度利用にあたってもルールが柔軟化されており、より社員に裁量がある方向性になっています。同時に、それらをマネジメントする力も要求されているということでもあります。

野本

私も将来結婚・出産をしたら、同じような苦労をするのかもしれませんが、お二人の話は本当に参考になります。すでに結婚・出産を経験して仕事を続けている先輩もいますが、8時に出勤してお昼には帰宅といったケースや、遅くに出勤して夕方に帰宅する等、様々な働き方が見受けられます。営業の部署の方でもお客さまに会うだけではなく契約書作成などの事務作業がありますから、うまく役割分担し、時間をやりくりしているようです。

藤掛

私の職場は男性6:女性4の10数名で、メンバーを育成するとともに事業戦略を立案・遂行する責任は私にあります。その責任を果たすことが私のミッションですから、スタッフ全員の力を結集して成果を挙げることを私自身の目標にしています。

稲葉

メンバー一人ひとりの最高のパフォーマンスを発揮してもらうのは、管理職として大切な役割ですね。私自身も藤掛さんと同じような思いで、働きやすい環境づくりを心がけています。

野本

私は、元々は苦手ですが、ロジカルであるよう心がけています。システム開発というのはロジカルな思考の積み重ねですから資料作成でもコミュニケーションでも、ロジカルであるべきだと感じています。ただ、ロジカルにこだわり過ぎると、ひんしゅくを買うのも事実なので、言い回しには気を付けています。また、システムに対する理解、知識は相手によって濃淡がありますから、例えばシステムインテグレーター相手ならば徹底的に専門的な話で構いませんが、ユーザーの場合はそうとは限りません。相手によって話し方を変え、専門的な話をわかりやすく伝えることを重要視しています。

Question 3 皆さんが考える「自分らしい働き方」とは?

稲葉

何事にもまじめに取り組み、やり遂げようとする姿勢は私の強みだと感じています。ただ一方で、この姿勢は時に時間がかかりすぎてしまうマイナス面があり、育児中の時間的な制約が厳しい状況では不完全燃焼に終わってストレスを生む要因にもなってしまいます。いかにバランス良くやっていくかが課題だと感じています。

藤掛

オンとオフの切り替えが大切とはよく言われますが、現実には難しいと感じています。会社にいても娘のお弁当メニューを考えることがありますし、家にいながらも、次の仕事のことを考えることがありますから。切り替えのできる人って、凄いなと素直に感心します。

稲葉

私も実は、うまく切り替えることができていません。ただ仕事もプライベートも多忙ながら充実していると感じています。最近の仕事面では、最先端のディープ・ラーニングの手法を応用し、AIによるシステム制御を実現したことがメディアにも取り上げられ、嬉しかったということがあります。休日は息子の野球、娘のチアダンスの応援や、PTAのイベントなどほぼ毎週予定が入っています。そうした活動を通じて地元の方々との人間関係も広がり、酒席をともにするママ友が増えました。

野本

私はコミュニケーション力が強みだと思っています。いろいろな方から「明るい」「話しやすい」と嬉しい言葉をかけられますし、仕事で一緒になった中国人やミャンマー人とも仲良くなりました。仕事のモチベーションは、先輩や上司などのチームメンバーに貢献できることですね。以前はチームリーダーに頼ることがありましたが、最近はサブリーダーの立ち位置でリーダーに頼らず1人で複数の案件を同時並行できるようになりました。成長している実感がモチベーションや充実感につながっていて、自分らしく仕事ができていると思います。

藤掛

繁忙期には帰宅が遅くなることもありますが、仕事のプライベートのメリハリをきちんとつけることが、私らしい働き方だと感じています。娘が幼い頃に入院したときは、退院日がはっきりせず先が見えない不安で辛さを感じたものです。結局2週間ほどお休みを取ったのですが、そういった時でも職場の方々の理解と協力で乗り切ることができました。今後はこれまでの営業やスタッフの経験、さらに社外の異業種交流プログラムに参加して得た知見や人脈を生かしながら、新たな領域で“経験値”を社内に還元できればと考えています。

Question 4 学生の皆さんへのメッセージをお願いします。

藤掛

私が就職活動をしていた頃のIT業界は、まだまだ新しい存在で、今後どう成長するかがあまり明確ではありませんでした。NTTデータもいまでこそグローバルな展開をしていますが、かつて自分自身では想像もつかないことでした。当時と比べ、現在のIT業界は多岐にわたり、企業の情報発信や先輩からの情報も多いはずです。幅広く情報を集めて自分なりに分析し、一方で目線をひろげて納得のいく選択をしてほしいですね。

野本

私は文系で、就職活動をしていた頃はWordを使える程度でした。それでも現在は開発の仕事に従事し、さまざまな経験を積んでITの知見を高めてきました。ITスキルがなくても、教育研修や実際の仕事を通して鍛えられていきますから、ITに少しでも興味があるなら選択肢の一つとして考えていただきたいですね。女性が働く上で素晴らしい環境が整っています。

稲葉

裁量労働やテレワークなど、女性が結婚・出産といったイベントを経ても自分らしく能力を発揮して働ける環境が整っています。現在、グループ全体では海外8万人、国内3万人の大組織になり、いろいろな職種がありますから必ず適性に見合った仕事が見つかるはずです。「これをやりたい」といった明確な意志をもっている方と、一緒に仕事をしたいと願っています。

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