Training人財教育・人財育成
人財教育・育成の考え方
「キャリア開発」とは、充実した仕事と人生の実現に向け、社員一人ひとりが自らのレベルアップを自律的・主体的に実現していくことです。自律的なキャリア開発のためには、自らの強みの磨き上げや弱みの補完に向け、日々の仕事を通じた業務経験の積み上げや業務知識の習得、さらにOFFJTによるスキル修得などの営みをトータルに行っていくことが必要となります。
NTTデータの教育・育成の原点は、社員が自発的に目標を持って「学び成長したい」と考えることです。日常の業務の中から学ぶ文化、さらに高い目標の達成をサポートする文化をNTTデータは持っています。この文化を基盤として、教育の場としては実務教育(OJT)を要に、それを補完するものとして集合・オンライン研修(OFFJT)を充実させることを人財育成の基本方針に掲げています。そのOFFJTにおいてもNew Normalにおける人財育成の姿に進化し続けています。例えば、これまで主に集合形式としていた研修をオンデマンド形式での事前学習(インプット)とライブオンライン形式での演習・ディスカッション(アウトプット)を組み合わせる形式に見直したり、オンライン上でいつでもどこでも自律的に学べる学習環境を提供したりすることで、学習効果をより一層高めていき、VUCA時代においても社員が学び続ける姿勢を支援していきます。
さらに、キャリアプランのプロフェッショナル期に向けて、専門分野ごとに社員のキャリアゴールとしての「目指すべき人財像」を示しています。また、それに至るまでの成長のステップを、知識・経験・技量に基づいて段階的に規定することで、高度な専門性と変化対応力を獲得するためのサポートを行っています。
学びつづける個人のために
「仕事は体で覚える」。昔から言われ続けてきたこの言葉からは、ある面で現代のどんな先端的な企業も逃れることができません。それほど人間にとって、経験から学び取るものは多く、そして重要です。
しかし、ビジネス現場での経験をより多く効率的に身につけるためには、周囲のメンバーが「学ぶ姿勢」を文化として持ち、本人も実務のなかから学ぶことをプライオリティの高い行動として認識することが必要です。また人財育成の重要性が職場で認識されなければ、集合・オンライン研修に参加する環境も醸成されません。
NTTデータでは、ビジネスの現場での教育・育成の浸透と、これが確実に実行されるように、各職場における「育成責任」と「育成指導」の役割分担を明確に定めています。本人に対しても、自分の年間の学習計画を設定する制度を設けており、職場・本人双方へ組織的に働きかけることで、学習意欲を高める文化を形成しています。
教育・育成システム
集合研修は充実した設備を誇る自社の研修センターにて行われます。ここでは各社員のキャリアアップ目標を効果的に支援できるよう、幅広いメニューを用意することに重点をおいています。また、進化のスピードが速い技術分野については、最新のハード、ソフト、ネットワーク製品技術に対応するため、各々の提携ベンダーが開催する研修も積極的に活用しています。
NTTデータでは、人財育成のさまざまな制度、メニューの活用を情報システムでサポートしています。各社員はデスクの端末から自分のつくった学習計画を登録。この計画に沿って、さまざまな研修関連情報がネットワークを通して発信されます。また、研修への参加申し込みも端末からの作業で行え、参加可能であれば自動的に登録されます。
さらに、社員一人ひとりが仕事を通して得た知識やノウハウを社内で共有、発展させるために、プロジェクトや組織の枠にとらわれない人的な交流を目的とした後進育成活動が行われています。例として、若年層社員を対象とした研修の講師、メンタリング制度(キャリア成功を目的とした一定期間の支援行動)、事例研究やセミナー、シンポジウムなどの取り組みが挙げられます。
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NTT DATA 駒場研修センター
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