OVER THE BORDER

PROJECT
STORY 02

日本中の1300を超える金融機関を繋ぎ、
オンライン化を加速せよ。
ユーザーの利便性を追求した、
統合ATMスイッチングサービスの挑戦。

私たちは、現在、どこの銀行の現金自動預払機(エーティーエム:以降ATM)であってもキャッシュカードさえあれば、24時間365日何の不便もなくお金の振り込みや引き出しをすることが当たり前だと思っている。しかし一昔前は、キャッシュカードは契約した銀行専用のATMでしか使うことができなかった。NTTデータは、一部銀行間での現金自動支払機(キャッシュ・ディスペンサー:以降CD)、ATMの相互利用実現を経て、2004年に全国の金融機関が保有するCD、ATMの相互利用の取引情報を中継する統合ATMスイッチングサービスを開発。以後、技術の進歩と時代のニーズに対応しながら、この新しい“当たり前”を支え続けている。

MISSION

IT × 安全で、快適な金融取引ができる社会の実現 

CDが初めて登場したのは、今からわずか50年前。1965年のイギリスだった。日本にCDが登場するのは、それから4年後の1969年。しかし、その時代のCDは「窓口が閉まってしまった後でも銀行に預けているお金が引き出せる」といった程度の機能しか持ち合わせていなかった。高度成長の波に乗り、日本の給与支払いが手渡しから銀行振り込みになったことで、企業と銀行間のオンラインでのデータのやりとりが社会的なニーズとなり、その後、金融取引のオンライン化が急速に進み、1990年代に日本はATM設置台数が世界一となった。しかしそうした状況下でも、それでも、給料日などにはATMの前に行列ができ、待ち時間に対する利用者の不満の声が高まったため、各金融機関はこぞって導入するATMの処理スピードを競い合っていた。

こうした世の中の変化を金融システム構築という面から見てきたNTTデータは、銀行業務の効率化や金融機関を利用する一般ユーザーの利便性に配慮した“しくみ”づくりに取り組んでいた。そして2004年、異なる銀行のキャッシュカードとATMの組み合わせでもさまざまな処理が可能となる「統合ATMスイッチングサービス」が完成。エンドユーザーのキャッシュカード環境を飛躍的に改善した。1秒程度の時間で銀行同士が情報をやりとりし、「現金支払」「残高照会」「口座確認」「他行カード振込」「相互入金」といった銀行業務をスムーズかつ問題なく行えるようにした結果、エンドユーザーのATM利用環境が飛躍的に改善した。

現在は、全国の金融機関が保有するCD、ATMの相互利用取引情報を中継する統合ATMスイッチングサービスの提供を行うことで、他行ATMを利用した現金支払、残高照会や、自行ATMやインターネットバンキングを利用した他行への振り込みに伴う口座確認等の各種サービスを、都市銀行、地方銀行、信託銀行等、1300超の金融機関へ業態の垣根を越えて提供しており、銀行間のATM連携には不可欠のシステムとなっている。

今後はさらなる利便性の追求のための機能改善や、これまで蓄積してきたATM関連のビッグデータ分析による新たな仕組みづくりを提案していく予定だ。

PROJECT FORMATION

PROJECT MEMBER

運用・保守担当

手塚 裕一

手塚 裕一

第四金融事業本部

工学部 自然科学研究科 電子情報システム工学専攻修了。2011年入社。入社から一貫して統合ATMプロジェクトに携わる。3年目までは開発部門で経験を積み、現在は運用・保守部門にて統合ATMスイッチングサービスをセキュリティの面から支えている。

このメンバーのインタビュー

※掲載内容は取材当時のものです

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