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Twitter全量データの分析・活用を通して
ビッグデータ時代の
企業イノベーションを巻き起こせ
2012年9月、NTT DATAはTwitter社とTweetデータ提供に関するFirehose契約を締結した。これにより、NTT DATAはTwitter Official Data PartnerとしてTwitter社から全量・全言語のTweetデータをリアルタイムに受領し、活用する権利を得た。それはまだ“ソーシャルメディア”や“ビッグデータ”という言葉が一般的でなかった時代。ソーシャルメディアでリアルタイムに創出される膨大なテキストデータにいち早く着目したNTT DATAの先駆的な取組みだった。以後、NTT DATAは、大量・高度・高付加価値なTweetデータを提供する我が国唯一無二のサービスプラットフォームとして、非構造データであるTwitterデータを分析・活用したビジネスを拡大し続けている。
Project Member
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データアナリスト 中山 忠明 ITサービス・ペイメント事業本部
数理物質科学研究科電子・物理工学専攻。2011年入社。2015年にソーシャルデータ活用チームに加入。以後、官公庁向けのソーシャルデータ分析サービスや災害被災地における観光復興調査・分析プロジェクトをデータアナリストとして実施したほか、食品・飲料、家電、金融、保険、観光など様々な業種のマーケティング戦略立案・分析案件を手がけている。
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営業担当 吉田 亜理沙 ITサービス・ペイメント事業本部
総合政策学部卒業。2012年入社。2016年ソーシャルデータ活用チームに加入。Twitterデータ提供サービスを中心とした営業全般の業務を担当。新しいサービスメニューの検討および立上げ、またそれに伴うプロモーション活動なども担当し、2019年から個人研究者やスタートアップでも利用しやすい「スタータープラン」のサービス立ち上げに取り組む。
このメンバーのインタビュー -
サービス企画・開発担当 長瀬 智大 ITサービス・ペイメント事業本部
理工学研究科専攻。2018年入社。最初の配属先がソーシャルデータ活用チーム。2019年に共同開発サービスプロジェクトのNTT DATA側開発主担当に抜擢され、新規マーケティングツールの立ち上げに参画した。現在はさらに進化したソーシャルデータ活用サービス・ツールの開発に向けて日々研鑽を重ねている。
このメンバーのインタビュー
※掲載内容は取材当時のものです
MissionIT × SNSデータが生み出すイノベーション
いまや世界中の誰もが利用しているSNSだが、その歴史はまだ浅い。諸説あるが、世界初のSNSとされる『Friendster』のサービスが開始されたのが2002年。日本では2004年に『GREE』や『mixi』が登場し、『Twitter』や『Facebook』、『YouTube』がサービスを開始した2006年頃から一気に市民権を獲得していく。そのSNS黎明期から世の中に溢れる膨大なテキストデータに注目していたのがNTT DATAである。
2005年、NTT DATAは言語解析処理エンジン「なずき」を開発。企業や消費者がテキストデータを活用する道を拓き、「なずき」のライセンス販売やテキストマイニングサービスを開始した。時代のニーズを的確に捉えた「なずき」を活用した事業は順調に推移していたが、事業を推進するメンバーたちは、数年後にはさらに本格的な情報爆発、今でいうビッグデータ時代が到来すると予測していた。そこでNTT DATAとしてのあるべき姿として目指したのが「ビッグデータ時代のプラットフォーム」だった。
しかし、情報を分析するニーズが高まったときに、分析するべき情報を持っていなければ何もできない。元になる情報を持っていること自体がアドバンテージになるはずだ。そのためには、今後有望な定性情報になると目されるTwitter社などのソーシャルメディア事業社と手を組み、その情報を得ることが重要だ。海外のソーシャルメディア事業社も日本で展開していくために、どこかの日本企業と組みたいと考えているはずである。しかし、単に「データを販売させて欲しい」と言うだけでは話が進むはずもない。ソーシャルメディア事業社と手を組むためには、高い言語処理技術力とソーシャルメディア分析の実績を基にした信頼関係の構築が必要不可欠だ。その考えをもとに、2010年9月に本格的な開発をスタートさせたのが、NTT DATA独自のSaaS型マーケティングリサーチサービス「なずきのおと」である。
さまざまなメンバーの声を取り入れて開発されたソーシャルメディア分析のエントリーモデル「なずきのおと」は、2011年4月にリリースされた。「なずきのおと」をベースに、他の情報ソースとの提携を進めていけば、いずれは海外のソーシャルメディア事業社と繋がるという予想は間違っていなかった。メンバーの想定よりも早い2012年、Twitter社から声が掛かり、NTT DATAはTwitter社とTweetデータ提供に関するFirehose契約を締結した。これにより、NTT DATAは最上位のTwitter Official Data Partnerとして全量・全言語のTweetデータをリアルタイムに受領し、活用することが可能になったのだ。

それから10年。Twitterは個人が情報発信できるツールとして世界中の人々に活用されている。日々、膨大に発信される140字以内のつぶやきには、ファッションから政治まで、生活者の日常の声が溢れている。バイアスのかかっていない素の情報は、企業にとって宝の山だ。たとえば自社・競合のブランド名や商品、世の中のトレンドを分析して商品開発につなげる、自社に関するデータを分析することで、炎上・風評被害へのいち早い対策を行うことなどが可能になるからだ。
現在、NTT DATAのソーシャルチームは、Twitterを使ったデータ販売、個別システム開発、サービス・ソリューション販売、データ分析・活用支援の4つを柱にサービスを展開している。これまでに累計500社を超える顧客にデータ提供、ソリューション提供、データ分析・活用支援を行っており、ビジネス規模を拡大し続けている。しかし、それはまだビッグデータ活用時代の通過点に過ぎないとチームメンバーは口を揃える。各企業が自社で保有しているデータや位置情報のビッグデータとソーシャルメディアデータをかけ合わせることで、新たな可能性を拓く。今後、ソーシャルデータの活用用途はマーケティング分野にとどまらず、企業のイノベーションの源泉になるとNTT DATAは予測しているのだ。
ここでは、現在ソーシャルチームで活躍する3名に、現在のソーシャルデータ活用の実態と、今後の可能性について語ってもらう。

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