女性社員座談会Women’s Voice

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  • 黒崎 佳子
    第四金融事業本部企画部アドバンストフィナンシャルサービス企画担当本務
    兼 企画部人事総務担当 部長
    文系出身 1995年入社

    入社後、金融機関向けのシステムの開発や保守に従事する。その後は営業や企画職、開発職への復帰、事業企画などを歴任。2017年に部長に昇格し人事総務を担う。加えて現在では、アドバンストフィナンシャルサービス企画担当を兼任。家族は夫と15歳・8歳・6歳の子どもの5人。

  • 横山 真由子
    製造ITイノベーション事業本部 コンサルティング&マーケティング事業部
    ビジネスコンサルティング統括部 コンサルティング担当 課長
    文系出身 2007年入社

    入社後は営業担当としてシステム開発の企画や提案の経験を積む。2011年にコンサルティング事業部に異動し、現在は営業担当時代に培った知識と経験を活かして製造業のお客様に対しシステムを駆使した事業変革の提案とコンサルティングを行っている。2018年課長に昇格、2019年の産休・育休を経て復帰。家族は夫と1歳の子どもの3人。

  • 梅原 早織
    第一公共事業本部 第二公共事業部 第三システム統括部 第三営業担当 主任
    文系出身 2010年入社

    入社後数年は中央省庁向けのシステム開発を担当。要件定義から一連の開発プロセス、運用支援までとシステム開発・運用工程のほぼすべてを経験。一人目の子どもの産休・育休から復帰したタイミングで営業に職種転換、同じく中央省庁のお客様に向けた大規模システムの提案を行っている。家族は夫と7歳・4歳の子どもの4人。

Question 1「働く」を取り巻く環境は
どのように変化していますか?

黒崎

私が入社した頃は、女性社員が産休から復帰するケースはそれほど多くありませんでした。ただ、やりたいことに自由に取り組める風土はそのころからありましたし、産休や育休の制度も整っていましたから、「前例があまりなくても自分が切り拓いていけばいい」と考えて制度を利用し復帰しました。周りの仲間も、応援してくれましたよ。
今では、制度を使うことは当たり前になっていますね。男性社員が育休を取るケースも増えてきましたし。育休から復帰した社員に対しても、気を使いすぎることもなく、本人が希望する働き方や仕事内容を受け入れていますね。

梅原

短時間勤務制度の他にも、裁量労働やテレワークなどの制度が整っていて、中抜けで子どものケアをするようなフレキシブルな働き方もできますし、ライフイベントと両立して働き続けていく上での選択肢が非常に多いですよね。

黒崎

そうですよね。産休・育休から復帰し、短時間勤務制度を使って働いている女性社員もいますし、フルタイムで働いている女性社員もいますよね。個人の希望に応じて働き方を柔軟に選択できることが大切だと思います。

横山

私は子供が6カ月のときにフルタイム勤務で復帰しました。子育てをしながらフルタイムで働く社員も増えていますよね。私の部署は事業部長も統括部長も小さなお子さんがいて、仕事と家庭を両立する状況は当たり前にあります。

黒崎

部署のトップが率先して、男性の育休取得の推進を目標に掲げている部署もありますね。実際に取得者が増えましたし、やっぱり、部署のトップが自ら環境づくりを推進しているというのは良いことですね。

横山

そうですね。ただ、個人的には出産や育児だけが特別とは思っていなくて、自分の人生をどのようにしたいかを考え、個々人の希望を働き方に反映させることができる柔軟性が、当社の良さだと思っています。例えば大学院に行って勉強をするので夕方から夜は仕事をしない、という働き方も普通に認められていますし、増えてきていますよね。男性だから、女性だからという意識も全くないですね。

梅原

子育ては女性に限ったことではなく、男性社員が「今日は自分が子供の世話をするから、一日テレワークです。」という状況も当たり前ですよね。
私の部署は子育てをしている男性社員も多く、チームメンバーと共有している予定表に『子どもを病院につれていく』や『保育園送迎』等のスケジュールを記入している人もいます。子育てと仕事を両立するために、互いにサポートし合う環境ですね。

Question 2子育てと仕事を両立するうえで、
心掛けていることはありますか?

黒崎

長男が15歳になり、子育てと仕事を両立して15年が経ちました。仕事も大事ですが、子どもと過ごす時間もしっかりとってあげたいと考えていて、休日はできるだけ一緒に出掛けるようにしています。
子育てと仕事を両立させていることで、お客様からも「頑張ってるね」と声をかけていただくこともあり、子どもがいなかった時とは違った充実感を得られていると思います。

梅原

今は18時まで仕事をして、それから保育園に子どもを迎えに行き、ごはんの支度やお風呂に入れたりして寝かしつけて・・・その後に18時までにやりきれなかった仕事をこなす、という生活サイクルを送っています。子どもたちも、私が忙しい時期はそれを理解できるようになっていて、「お仕事頑張って」と言ってくれたりします。

黒崎

子どもからの応援って、お客様や同僚からの評価とか応援とはまた違った喜びがありますよね。最近では長男が、私が出社しなければならない時に妹や弟の面倒をみてくれたり、頼もしく感じています。

横山

私は子どもと過ごす生活になって間もなく1年になりますが、ようやく慣れてきたかなという感じです。ただ、もともと比較的自由な働き方をしていたので、産前・産後でライフスタイルが大きく変化したという感覚はあまりないですね。
以前は仕事が楽しくて毎日仕事に100%打ち込む、という働き方をしていましたが、今は育児があるのでそうはいかなくなっています。仕事によって得られる充実感は変わりませんが、時間の使い方は変わったかもしれませんね。

梅原

仕事をしていると、ずっと子どもの相手ができるわけではないので、子どもには毎日「愛してるよ」と伝えています。だから、私が忙しくて普段より子どもたちをケアしてあげられない時でも、私が彼・彼女のことを大事に思っていることを信じて、受け入れてくれているのだと思っています。

横山

ああ、それも素敵ですね。

梅原

子育てを通じて学ぶことも多いですね。例えば子育てに関する国の制度をユーザーとして使う機会が増えましたが、国民が国の制度を使うためのシステムの提案活動を行っているので、まさに「ユーザー目線」でシステムを評価することができています。思わぬところで自分の仕事に子育てが役立ったりしていますね。

Question 3家庭ができてから、
仕事のスタイルに変化はありましたか?

梅原

時間の使い方が変わりました。より効率的に、と意識するようになりました。
例えば上司への相談も、忙しそうな時には遠慮して見送ったこともありましたが、今は手戻りで余計な時間をかけられない分、その場で打合せをお願いするなど、タイミングを逃さないようにしています。

黒崎

時間の制約上、できること・できないことがあるので周りとコミュニケーションをとりながら、「今日はここまで、あとは夕食後にフォロー」みたいな割り切りは大事にしています。ただ、子育てをしているからといって仕事の質は落としたくありませんので、梅原さん同様に効率は考えますし、周囲との意思疎通をはかることも意識していますね。
そうやって仕事をしてみて気づいたのは、「(仕事は)時間をかけたら良いというものではない」ということでしょうか。

横山

私も同感です。意思疎通と効率追求は大事ですね。ただここでも思うのが子育てだけが特別なわけではなく、どんな人でも『働き方改革』のもと限られた時間で結果を出さなければいけないですよね。それを、子育てをしながら働いている人たちが率先して実行して、周りのお手本になっている、と捉えています。

Question 4学生の皆さんへの
メッセージをお願いします。

黒崎

働き方も生き方も無数の選択肢がありますが、自分らしく、心地よく、のびやかに生きていけることが大事だと思います。この会社には、そんな働き方を選択できる環境があります。皆さんと一緒に仕事ができることを楽しみにしています。

梅原

NTTデータには、短時間勤務制度の他にも、裁量労働やテレワークなどの様々な制度があり、柔軟に働くことができる環境が整っています。ライフイベントも仕事も充実させたいという方にピッタリな会社だと思います。

横山

多くのお客様と一緒に社会問題を解決していく、というチャレンジにおいては一人ひとりの力が大切になります。当社は社員の個性や考え方を尊重する風土で、自分の力を発揮しやすい環境があります。ぜひ、NTTデータに興味を持っていただけたら、と思います。