Interviews
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これまで培った幅広い経験を活かし、
バランスのとれた
プロジェクトマネージャーを目指す。

システムエンジニア 加藤 彩夏 第二金融事業本部
理学部物質生物科学科専攻
2015年入社

NTTデータとの
出会いと入社まで

幅広い分野でシステムづくりに挑戦できるステージ。

「チームでモノづくりができること」「さまざまな分野にチャレンジできること」この二つが就職にあたっての大きな軸でした。大学時代、個人活動よりも部活動やサークルなど、チームで活動することが多く、仲間ともに達成感を共有できることに喜びを感じていました。就活当初は、物質化学を学んでいたこともあって、化粧品会社や食品会社をみていましたが、こうしたメーカーでは化粧品や食品など具体的な製品に限定されたモノづくりとなるため、もっと自由度が高く、挑戦しがいのあるモノづくりがしたいと思い、IT業界に関心を向けるようになりました。
金融系、製造系など、業界に特化したシステムを担うIT企業が多いなかで、NTTデータは、幅広い業界のシステム構築に関わり、事業規模も大きく、業界に跨った提案もできることに、興味をもちました。説明会への参加など、企業研究をするなかで、いろいろな社員の方の話を聞き、企画から開発、保守・運用、営業まで、さまざまなフェーズに携われることやチーム意識が高いことも知り、大きな魅力を感じました。
大学時代はコンピュータに触れる機会も少なく、知識もゼロでしたが、研修制度がしっかりしていたことや、学生時代にコンピュータの技術・知識がなくても、活躍している先輩社員が数多くいることも聞き、入社を決めました。

関わっている
プロジェクト、仕事

地方銀行向け窓販支援システムの開発と企画。

私が所属する第二金融事業本部は、地方銀行(いわゆる地銀)をお客様とする部署です。そのなかで私は、金融機関の窓口で販売する、預かり資産と呼ばれる保険や投資信託の販売を支援するパッケージシステムの開発を担当しています。
超低金利が長く続くなかで、金融機関にとって、保険や投資信託の窓販による手数料収入は無視できない収益源になっています。その一方で預かり資産業務は、勧誘時のコンプライアンスチェックや営業スキルの向上、購入後のフォローアップなど、多くの課題も抱えています。例えば、保険や投資信託の販売に関して、不適当な勧誘はしてはならないという「適合性の原則」が金融商品取引法に定められていて、勧誘に際してお客様に対するさまざまなコンプライアンスチェックが必要になります。こうしたコンプライアンスチェックを始め、お客様の詳細情報の確認や電子申し込み、商品勧誘活動のインプットとなるお客様のキャッシュフローの把握など、窓販における預かり資産業務を支援するのが、タブレットを使った「投信・保険窓販支援システム」です。
現在、私は営業担当者に同行しパッケージの導入提案をすると共に、パッケージシステムの機能改善や機能追加に関わる開発、さらには新しいソリューションの企画立案にも携わっています。これまで携わってきた開発の中には、フィンテック企業と協業して一緒に地方銀行様むけのパッケージ機能を作り上げてきたこともあります。スピード感のある意識決定やユーザビリティの高いUI設計など学ぶことが多く印象に残っています。

仕事の面白さとやりがい

企画から導入提案、開発まで幅広く携われる面白さ。

仕事において特に大きな達成感とやりがいを感じるのは、想定したシナリオ通りにお客様とシステムの仕様調整ができた時や、大きなトラブルもなくサービス開始ができた時です。チームリーダーとして携わった案件において、お客様と開発条件が一致せず、期限内に完了することが危ぶまれそうになったこともありました。決められた予算や期限がある中で、お客様の要望を踏まえた仕様の実現にむけて改めて開発条件を整理し、お客様との調整に向けたシナリオをチームメンバーと検討しました。お客様のキーマンが多かったこともあり調整には苦労しましたが、最終的に双方の責任者層まで巻き込んで前提条件を合意したことで期限内に開発を完了することができました。大きな遅延や不具合がなくサービス開始を迎えられ喜びを感じたのと同時に、自分自身の成長も実感できました。
現在、取り組んでいる新しいソリューションの企画では、AI、DXなどの新しい技術動向を踏まえ、お客様の課題に対して、どんな解決策が考えられるかを検討する面白さがあります。そのためには、お客様の業務を理解し、何が課題なのかを探り、当社のリソースでどう解決できるのか、一からのモノづくりに携われる楽しさがあります。
また、私は入社後すぐにパッケージシステムの仕様の検討を任せてもらい、若手にも関わらず自らの意見が入ったサービスをお客様に届けることが出来ました。それはとても貴重な経験であると同時に、このパッケージシステムの進化とともに、自分のキャリアを積んできたといった思いがあります。様々なフェーズや側面でこのパッケージシステムと関わってきていますが、今後もどのような経験が積めるのかとても楽しみにしています。

学生へのメッセージ

NTTデータは、チャレンジ精神が旺盛で、好奇心が強い人が多い会社です。さまざまな分野に精通した人が多く、一緒に働くことで、成長ができる会社だと思います。私自身、ITの技術・知識がなく入社しましたが、社内外問わず多くの方のアドバイスを受けて成長できたと思っています。自己研鑽できる研修制度も整備され、何よりも頑張ろうという姿勢に対して、チームメンバーも会社も応援を惜しまない風土があります。
社員一人一人の『思い』を大切にしてくれるところも、NTTデータの好きなところです。プロジェクトマネージャーの方々は、一人一人の個性や能力を見極め適材適所のタスクを提案してくれるため、各メンバーが自分の能力を十分に発揮できます。加えて、課題発生時は解決方針を一方的に提示するのではなく、一緒に解決方法を探るといった形で話し合いができるため、目先の課題解決だけでなく自身の成長に繋げられるよう指導してくれます。こうした育成の仕方も、大きな成長につながったと思っています。
自らが考え、自分の意見を臆せず発言し、一緒に考えながらプロジェクトを推進してくれるメンバを待っています。

1日の流れ

9:00
始業。
メールチェック。開発メンバーとの朝会。
担当するお客様単位での進捗状況の報告と確認。
10:00
開発、営業、企画、それぞれのチームでの定例会議。
11:00
お客様地の定例会議。
12:00
昼食
13:00
企画立案業務。
14:00
ユーザ会に向けた企画書の作成。
16:00
チームメンバーの作成した資料のレビュー、意見交換など。
19:00
終業。

※掲載内容は取材当時のものです