Interviews
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サービス/プロダクトの構想から、
開発、提供まで、End to Endで
マネジメントができる人材を目指す。

営業 末永 記子 法人ソリューション分野 ITサービスペイメント事業本部
理工学部物理学科卒
2011年入社

NTTデータとの
出会いと入社まで

生活に不可欠なシステムづくりで社会の役に立ちたい。

大学では宇宙物理学を専攻し、超新星やブラックホールなどを研究していました。大学院に進んで研究を続ける道もありましたが、早く社会に出たいという思いから、就職することに決めました。もともと宇宙の仕組みはどうなっているのか、といった分からないことを探ることが好きで、よく利用するECサイトのシステムはどういう仕組みで、どう動いているのかに興味がありました。大学でプログラミングなども少し学んだ経験もあり、私たちが生活する上で不可欠なシステムづくりに携わりたいと思い、SIerや通信キャリアなど中心に就活を始めました。
就活時は、特定の業界や企業に縛られることなく、幅広い領域や分野で仕事がしてみたいという思いがありました。また、大学時代、100人規模のサークルのイベント企画・運営に携わり、チームを引っ張りながら、チーム一体となって何かを成し遂げることの楽しさや達成感を経験しましたので、チームで一つのプロジェクトを遂行していく開発業務にも魅力を感じました。最終的な決め手となったのは、「NTTデータでは何でもできるし、自分がやりたいことを見つけられる」という、女性の先輩社員の言葉でした。NTTデータは事業領域も広く、ここでならどんな領域にも関われ、自分がやりたいことも見つけやすいと思いました。そして、大規模案件の実績も非常に多いため、社会に与える影響も大きく、私たちの生活に直結する仕事にも携わることができると考えました。

関わっている
プロジェクト、仕事

デジタルマーケティング領域の新規ビジネス創出。

私が所属するSDDX事業部は、「消費者接点領域のデジタル変革を実現するサービスデザイン」をミッションとして、2019年4月に設置された新しい部署です。SDDXは「Service Design」と「Digital Experience」の二つの言葉を組み合わせたものですが、先進テクノロジーと顧客体験をかけあわせて新しいビジネスを創出していこうといったミッションを持っています。
その中で私は、流通・小売業界を担当し、現在は主に食品スーパー業界向けのデジタルマーケティングのオファリング策定を行なっています。食品スーパー業界が抱えている課題は何かを抽出し、課題を解決するためのソリューションメニューを策定していくのがオファリング策定です。お客様企業が抱えているさまざまなマーケティング課題に対して、NTTデータが持っているリソースを活用して、提供できる最善の解決策(サービスメニュー)を揃えることが、私の目下のミッションです。
流通・小売業界のマーケティングにおいて、デジタル技術の活用は浸透しつつありますが、”EC”での活用が先行しており、”店舗”での活用は、まだまだ試行錯誤な状況にあると感じています。私が対面している食品スーパー業界は、店舗がビジネスの主戦場になりますので、まさに試行錯誤しながらデジタル活用に取り組まれているお客様が多くいらっしゃいます。
例えば、店舗集客へのデジタル活用については、店舗への集客には、「価格の安さ」「良質な商品・品揃え」「アクセスの良さ」等の本質的な魅力を強化することはもちろん大切ですが、こうした魅力をいかにして消費者に伝え、店舗と消費者のつながりを構築できるかも重要な要素になります。魅力を伝える方法は従来”折込チラシ”が主体でしたが、新聞の購読率の低下に伴い、折込チラシの効果が薄れている課題が出現しています。対策としてスマホやデジタル技術を活用したいと思いつつ、どのように取り組んだらよいか悩まれているお客様企業も多くいらっしゃるのが実状です。
私たちは、このようなお悩みを持っているお客様企業に最善の解決策を届けるべく、活動しています。簡単な解決策の例をあげると、スマホアプリやSNSでWebチラシやポイントサービスを消費者に訴求し、オンライン(Webサイト、SNSなどのデジタルメディア)からオフライン(リアル店舗)へ誘客していく仕組みの提供などがあります。
このように、現在、食品スーパーが直面している課題をリサーチし、的確な問題設定を行うことで、NTTデータが提供できる確実な解決策を探ることに取り組んでいます。お客様企業への提案活動や案件化もこれからどんどん加速する予定です。

仕事の面白さとやりがい

HowからWhat、Whyへ。事業戦略レベルで考える面白さ。

入社後、流通サービスの部署に配属され、約8年間、Eコマース開発に携わってきました。オムニチャネル施策案件開発を始めとして、倉庫システムの開発、オンプレ環境からAWS環境リプラットフォームへの移行案件、ECサイトの海外展開案件など、さまざまなプロジェクトでPMとしてのキャリアを積んできましたので、決まった案件に対して「どう行うのか(How)」を考えることが主でした。その中でも、お客様のビジネスを支える重要領域を任せてもらえたので、仕事の達成感も大きく、やりがいを感じていましたが、開発に入る前の段階のフェーズで「何をするのか(What)」「なぜ、それが必要なのか(Why)」を解き明かす経験をすることはあまりありませんでした。
現在の部署では、WhatやWhyを解き明かすことが極めて重要になります。最初は何から考えていいのか分からず苦労しましたが、限られた情報や知識の中でも、まずはやってみる、可能な限りインプットを探し、出てきたアウトプットをレビュー(検討)し、精度を高めていくことを心がけました。また上司やコンサルタントメンバーにサポートを仰ぎ、小さい単位で高速に「守破離(しゅはり)」を回すことで乗り越えていきました。
大変ですが、こうした経験を経て、自己成長ができることにも、面白さややりがいを感じています。
お客様の要望を受けて、より良いモノをつくり、提供することのやりがいはもちろんですが、お客様にとって“今”何が必要なのかを事業戦略レベルで考え、提案できること、さらには自ら考えたものがお客様に採用され、世の中に羽ばたいていくこと、最初から最後まで関われる現在の仕事には、これまで以上の面白さややりがいがあります。

学生へのメッセージ

就活では自分の得意分野や自分なりの武器を発信し、アピールしてもらいたいと思います。私自身はITに関する武器はありませんでしたが、熱意はもちろん、やり抜く力や考える力など、自分の持つ資質をアピールしました。NTTデータはそれぞれが自分の得意分野や資質に合った活躍ができる幅広い領域を持っているので、自分の力を発揮できる場を必ず見つけ出すことができると思います。
働く場としてのNTTデータの魅力は、チームワーク(チームで成果を上げること)、風通しの良さ、お客様の要望に全力でコミットする“NTTデータらしさ”にあると思います。また、技術や知識を汎化し多くの人が同じ品質で成果を出せる仕組みを作ること、大規模案件を遂行できるだけのノウハウやリソースを持っていること、チャレンジをする文化や企業体力があること、マルチにサービスが提供できる環境があることなど、NTTデータならでの強みがあります。NTTデータは、自己成長やキャリアップ、自分のやりたいことの実現にいちばん近道な会社だと思います。一緒に切磋琢磨し、夢を実現しましょう!

1日の流れ

9:00
始業。
社内コミュニケーションツールのチェック。
リサーチの結果報告と情報の共有。
9:30
隔日開催の朝会。
企画案のレビュー・検討。
10:30
製造業界を担当するチームとの合同会議。
オファリングリストの擦り合わせや情報交換。
12:00
昼食
13:00
食品スーパー業界の有識者からのヒアリング。
14:00
食品スーパー業界のマーケティング課題の抽出と分析。
16:00
提案のアウトラインの作成業務。
17:30
メンバーへの資料作成の依頼。
18:00
終業。

※掲載内容は取材当時のものです