Project Story
03
営業担当

吉田の視点から見る
プロジェクト

吉田 亜理沙 ITサービス・ペイメント事業本部

Q1プロジェクトにおける
あなたの役割とは?

営業担当として「Twitterデータ提供サービス」を中心としたソーシャルビジネスの拡販を行っています。営業の起点は、ホームページなどを見て関心を持たれたお客様からご連絡をいただくことがメインで、Twitter社からのご紹介というケースなどもあります。お客様は国の研究機関からスタートアップまで実にさまざまで、その業種も多岐にわたります。またTwitterデータを利用したいというニーズは同じでも、明確な目的のあるケースから、何かに利用してみたいという、漠然としたご要望まで幅広いことが特徴です。そのため何に利用されたいのか、どのような形でのデータ提供をお望みなのかを詳しく伺い、ご要望に応じてデータ提供、データ分析、サービス開発などのチームと連携してサービスを提供しています。

また、新しいサービスメニューの検討や立ち上げ、またそれに伴うプロモーション活動などにも対応しており、サービス企画に近いことも行っています。

Q2プロジェクトのなかで感じた
“BORDER”とは?

2019年4月に、新たなTwitterデータ提供サービス「スタータープラン」の立ち上げに携わりました。「スタータープラン」は、主に個人研究者やスタートアップ企業といったお客様向けに、Twitterデータ活用における価格面のハードルを低くしたプランです。全量データを提供する「Twitterデータ提供サービス」は、やはりそれなりの価格になるため、Twitterビジネスを開始されたばかりのスタートアップ企業や、特定のデータだけを利用したい研究者の方々から、もっと低価格でサービスを利用したい、あるいは継続利用ではなく一度だけ利用したいというご要望が寄せられていました。しかし、Twitter社との契約上の問題や価格破壊を防ぐ意味から、なかなか価格引き下げに踏み切れないという事情がありました。

そこでソーシャルデータ活用チームでは、Twitter社とも交渉のうえ月額1万円を切るプランから、ニーズに合わせてサービスを選択できるメニューを用意することができました。

私も最前線でお客様のニーズに触れる者として、「スタータープラン」のメニュー策定やサービス対象の選定など仕組みづくりに携わり、Twitterデータを活用したビジネスの初期開発・運用、学術利用などに活用しやすいモデルの開発に取り組みました。そのひとつとして「スタータープラン」はお客様のニーズを反映して、お支払方法にクレジットカード払いを採用したのですが、その実現には予想外の壁が立ち塞がっていました。

Q3“BORDER”を超えたと
感じた瞬間は?

その壁とは社内経理システムです。NTTデータのビジネスは公共システムをはじめとして企業向けの大規模ビジネスが主流で、通常、請求書によるご請求、銀行振り込みでのお支払いという請求フローを採用しています。クレジットカードでの支払いはこれまでに前例がなく、かつ収納代行サービスを活用する仕組みを採用したため、経理実務でさまざまな問題が生じたのです。たとえば入金と売上計上の月次が異なるなど、これまでにないイレギュラーな事態に対応するため、サービスを開始するまでに社内外の各種調整に時間を要しました。とくに通常の請求フローと異なるという点で、財務部門とは何度も調整を行いました。もちろん、一方的にお願いするだけではなく、一部類似の請求方法を行っている部署にヒアリングし、財務部門の方だけではなく実際に請求作業を対応しているグループ会社の協力を仰いで懸念点の洗い出しを行い、それに対して一つずつ対応方法を考えるなど、自分の担当だけでなく他の部署の方々にも多数の協力をいただきながら課題を一つずつ解決していきました。すべての問題をクリアし、サービス開始に繋げることができたときにはようやく肩の荷を下ろせたという安心感と、達成感を感じました。

「スタータープラン」はサービス開始後から大きな注目を集め、「スタータープラン」でソーシャルデータ活用のメリットを実感して、レギュラープランに切り替えるお客様も増えています。

Q4これからチャレンジしてみたいことは?

私は営業として、これまで様々なお客様にソーシャルデータを提供させていただきました。そしてデータ活用によって成果を得られたケースを間近に見てきました。その経験からも、ビッグデータをビジネスや研究に用いることが、当然の時代が訪れていると感じています。そして、ビッグデータ活用が一般的となったとき、どう差別化していくかが重要だと考えています。現在、Twitterの全量データを公式に活用できるのは国内でNTTデータだけで、それ自体が大きなアドバンテージになっていますが、人々の関心がTwitterからほかのSNSに移ってしまうことも想定しなくてはなりません。その意味で、他のソーシャルメディアやさまざまなデータを保有する事業者との連携を進めていくことが必要だと考えています。そして、お客様のニーズに対して、他では真似のできないソリューションを提供していく。それが営業担当としての私の望みです。

Q5あなたのTwitter利用方法は?

私は基本的に「見る」専門です。情報収集のために利用しています。そのときに気になったキーワードをハッシュタグ(#)で検索する使い方ですね。とくに決まった分野はありませんが、よく見るのはコスメ関係のツイートです。そして最近では賃貸マンションや一軒家など、不動産関係も。リモートワークならどんな家がいいかなと、想像を膨らませています。

他のプロジェクトメンバーの視点

※掲載内容は取材当時のものです